明日はきっと美しい。いや、明日もきっと美しい。

2015年も年の瀬、あっという間の一年でした。そしてこれは今年二回目のブログになります(反省)

今年も沢山のカップル、家族を撮影させて頂きました。初めての海外出張もあり貴重な経験をさせて頂きました。

本当に本当に改めてご依頼頂いた皆様には心から感謝申し上げます。

 

今年の初めに一組の素敵なカップルに出会いました、そしてその二人は桜の咲く時期に結婚式を挙げました。

2015年7月7日七夕、新婦さんは天国へ旅立ちました。

 

癌でした。

 

新郎から連絡を受けて僕は頭が真っ白になりました、しばらくして流れて来た涙は悲しいという感情ではなく

悔し涙でした。

悔しい。

本当に悔しかった。

新婦さんは僕よりも若かったです、そして笑顔が素敵な方でした。

結婚式の日が近づくにつれて体調の方も悪くなり結婚式そのものも出来るか出来ないかの状況でしたが

新婦さんの強い想いで無事執り行う事が出来ました。

二人は自分たちの結婚式を『桜結魂式』と名付けました、魂と魂を結ぶ儀式。

沢山の友人、知人が披露宴には集まってくれました、最後に読んだ手紙はご両親だけではなくそこに集まってくれた

方ほぼ一人一人に向けての温かなメッセージでカメラのファインダーは涙で霞んでいました。

それから3ヶ月、本当に苦しかったと思います。

新婦さんに写真をご案内した時、かけがえのないものだと喜んでくれたのが救いでしたが、それからしばらく僕自身この仕事をして来て以来一番落ち込んだかもしれません。

写真で病気を治す事はできない。でも写真でその時の喜びや幸せを記録する事はできる。

辛い時、その写真を見てその時の幸せや喜びが込み上げて来て少しでも支えになるなら、、、、本望です。

改めて大切な記録係に自分を選んで頂いた二人に心から感謝しています。写真を撮るということを改めて考えさせられました。

当たり前の日常程贅沢なものはないのかもしれない。

 

新郎は僕とほぼ同い年、同じ自営業です。

先日彼の工房に唐突に顔を出して見ると元気そうに働いていました。

そしてそんな彼の姿を見て自分の中の何かがふっと少しだけ軽くなった気がしました。

 

一つ一つの出会いが自分にとって特別です。そして撮影者として向き合う時間は二人にとって特別です。

何より撮影した方の写真は僕にとっても宝物です。

あなたに撮ってもらえて良かった、そう一人でも多くの方に言って頂けるよう2016年も歩んで行きます。

 

来年もまた沢山の出会いがありますように。

 

フォトグラファー 森田真司

 

 

 

 

 

 

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